世界がもし100の村だったら4
どのくらいの方が視聴されたのでしょうか。
ウクライナの9歳の男の子、ガーナのカカオ農園で働く兄弟、
アルゼンチンの15歳で2児の母となった少女。
彼らを見て、涙を流した人も多いのではないだろうか。
私も、前回の世界がもし100人の村だったら3、を視聴し、
今回の放送も視聴しました。
この番組は、彼らの生活を取材し、放映する。
こうではないだろうか、ああではないだろうか、といった意見、答えはでてこない。
取材をしながら、決して幸せとはいえない境遇にいるとはいえない子供の前で涙を流す女優。
どんなものか、と、腹が立った。
ただ生きるしかなく、毎日前進しつづけるしかない、子供たち。
私たち、先進国に住む人間からみると、なんてたくましく、なんて強いのか、
と思いがちではあるが、彼らは、まだ子供なのです。
家族は恋しい、あたたかい家に憧れ、満腹になりたいと願う。
そんな無力な子供の前で、どうして大の大人が涙を流せるのか。
どうしてそんなひどい仕打ちができるのか。
なんて身勝手なのか、とまずは怒りを覚えた。
もし自分に不幸があったりして、それを不憫に思い友人が来てくれる。
その友人は、ただ永遠と、かわいそうだ、と私の前で涙を流して泣き続ける。
一生懸命、その不幸の中でも生きようとする私の横で、オイオイ泣かれても‥
違うだろうか。
結局、私たちが、世界がもし100人の村だったら、を見て涙するのは、
”同情”でしかない。
それがいいのか、悪いのかは私には分からない。
しかし、ニュースで聞く、どの虐待事件とも同じで、ニュースを視聴する人、
この、世界がもし100人の村だったらを視聴するほとんどの人にとって、
番組の中のことは、とても非現実的なことでしかない。
そんな世界が、そんな子供たちがいる、という事実は頭にインプットされ、
それは、かわいそうだ、と思い涙する。
私も、自己嫌悪に陥ってしまうのですが、
明日の朝になれば、泣いたことから少し目が腫れるぐらいで、
番組のことは、結構忘れてしまっているものなんです。
もし、世界がもし100人の村だったら、に出ていた子供たちが、
あなたのお子さんだったら‥
あなたの姪、甥だったら‥
あたなの友人の子供だったら‥
あなたの孫だったら‥
そう考えると、この番組が、ニュースの中の虐待事件などが
もう少し身近に、感じることができるのではないでしょうか。
そう感じられることで、人として、地域として、国として、
可能性だらけの子供たちに、子供たちの将来に、何かできるのではないか、
そんな風に考えていくことができるのではないでしょうか。
私たちにできること。
身近に感じられて、考えてみても、具体的な案は出てこない。
世界がもし100人の村だったら、に出ていた3人だけ救ってあげたらいいのか。
あの3人の子供たちに何か贈ってあげたらいいのか。
食べ物?服?文具?それとも、お金?
その物資をうまくあの小さな子供たちが使えるのだろうか。
周りの大人たちが取ってはしまわないだろうか。
与えたお金がなくなってしまったら、どうなるのだろうか。
また同じ生活に戻っていくだけではないだろうか。
3人救った気になって、じゃ、他の不幸な境遇にいる子供たちはどうする‥
と、果てしない‥
問題は大きすぎて、ちっぽけな私一人に何ができるのかはわからない。
でも、
だからといって、放置して良い問題でもない。
私は、たまたま幸運にも、この日本という国に生まれて、なんとも裕福な暮らしをしている。
食べ物に困ったことも、お金に困ったことも、着る服に困ったことも、ない。
私の息子も、同じだ。
私の息子が、毎日元気に、幸せに暮らしている、この幸運。
その感謝を、どこかに繋げていかなくてはならない。
不幸な子供たちを全員救おうと思うと、身動きが取れなくなってしまう。
でも、私がする何かが、一人でも不幸な子供を救うことが出来たら。
そして、私と同じように100人の人が、1000人の人が、1万人の人が思ってくれていたら‥
そうやって、広がっていくのかもしれません。
世界がもし100人の村だったら、というテレビ番組が前回集めた寄付金は、
1800万円にものぼったそう。
そのほかにも、日本は、色んな国に援助金を出している。
そのお金が、直接、番組に出ていたあの子達を救ったわけではないかもしれない。
でも、番組出演をしていた、安部内閣官房長官がおっしゃっていた通り、
目指すところは、そういった発展途上国の自立。
そうするためには、まず経済の自立が必要で、そのための支援をする。
一年で効果が現れるわけではないが、長い目で見て、絶対に賢い選択です。
目の前にいる、お腹のすいた子にご飯をたらふく食べさせても、
その子は、また次の日、空腹で町をさまよう。
それよりも、そのご飯に使ったお金を、子供に手に職つけさせる、ということに使う。
彼は、それから自分でお金を稼いで、自分で食べていけるようになる。
色々並べてみたが、私にも、正しい答えは浮かばない。
具体的に何ができるかもわからない。
色々考えて、
とにかく目の前にある、何か少しでもできることをやっていくべきなんだ、
というのが、今日の精一杯の答えです。
今回も、募金してみようと思います。
0990−588−887
が募金専用ダイアルだそうです。
今回は、世界がもし100人の村だったら、という番組について書きましたが、
虐待問題も、これと同じことが言えると思います。
身近に感じられない事件だ、と非現実的な話かもしれませんが、
本当に虐待を毎日受けている子供たちにとっては現実で、彼らはそこらじゅうにいるのです。
そんな子供たちにも、是非、手を差し伸べていただけたら、と思っています。
2006年6月3日
華愛-KANALU-
華愛の本:乳幼児・児童虐待に関連
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メディア関係の皆様へ |
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続けていくことで、いつかメディアに拾ってもらえるかもしれない、華愛の本だって注目を浴びる機会ができるかもしれない、そうすれば、もっと乳幼児虐待の問題を社会全体が身近に感じてもらえるかもしれない、なんて考えながら綴ってます。 |
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